概要
株式会社フツパー(本社:大阪市淀川区、代表取締役:大西洋、以下「フツパー」)はデジタル庁が株式会社三菱総合研究所に委託している「テクノロジーマップの整備に向けた調査研究(アナログ規制の見直しに向けた技術実証等)における技術実証」の実証事業者に採択されました。
今回フツパーは、施設及び施設内外の設備、機器等の不備、劣化等の有無を目視等で確認するよう求める規制について、センサーやAI通信機器の付与による監視により代替や合理化が可能であるかについて検証を行います。
テクノロジーマップの整備に向けた調査研究とは
デジタル庁では、アナログ規制(「目視規制」、「実地監査規制」、「定期検査・点検規制」、「常駐・専任規制」、 「対面講習規制」、「書面掲示規制」及び「往訪閲覧・縦覧規制」)及び「FD 等の記録媒体を 指定する規制」に関する法令約 1 万条項について、「デジタル原則を踏まえたアナログ規制 の見直しに係る工程表」)を定める法令について、規制を所管する府省庁等と連携し、原則2024年6月までの規制の見直しを進めている。規制の見直しに当たり、活用可能性のある技術を保有する事業者が現場等で実証を実施する。
本実証の背景と目的
担当実証:センサー、AI解析などを活用した設備の状態の定期点検の実証
対象令法:船員法施行規則第3条の9及び船員労働安全衛生規則第45条に係る点検・整備
災害・事故の防止等を目的として、事業者等が行っている設備・機器の状態の定期点検等について、センサーや通信機器等のデジタル技術を活用して、不備・劣化に伴う設備・機器等の損傷等を検知可能とすることで、点検周期の延長等、規制のあり方を検討することとされている。そのため、現在は人が実施している設備・機器等の状態の定期点検等について、デジタル技術による代替や合理化が可能であるかを実証する。
実証方法
船員法施行規則第 3 条の 9 及び船員労働安全衛生規則第 45 条に係る点検・整備では、非常の際に脱出する通路、昇降設備、出入口、救命設備、保護具などの点検・整備が義務付けられている。
上記の対象において、画像認識AIおよびAI-OCR、センサーを用いることにより、従来実施していた点検・整備作業がデジタル技術による代替や合理化が可能であるかを実証する。
また判定の自動化以外にも、画像やセンサーデータを利用する利点の一つとして、船舶内におらずとも他作業員がその情報を閲覧できることにある。有資格者が現場に訪れずとも欠損なくデータを収集することが可能か確かめることで、精度以外の観点でもデジタル技術による合理化が達成可能か検討を行う。
本実証に関するデジタル庁のリリースページこちら
プレスリリース記事:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000058475.html
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