社会インフラ設備の台帳整備・劣化診断サービス “Audin AI”の開発
～巡視／巡回による目視点検の省力化実現へ～

概要

株式会社フツパーは、株式会社NTTフィールドテクノ（本社：大阪府大阪市、代表取締役社長：桂一詞、 以下 NTTフィールドテクノ）と、株式会社ジャパン・インフラ・ウェイマーク（本社：東京都港区、代表取締役：矢倉良太、 以下 JIW）が共同で開発する、道路構造物・路面など社会インフラ設備の劣化診断を行うシステムのAIを開発に携わりました。
主に自治体におけるインフラ維持・管理のDX（デジタルトランスフォーメーション）化に向け、社会インフラ設備の台帳整備・劣化診断を行うクラウドサービス“Audin AI” （オーディン エーアイ）として、現在 NTTフィールドテクノより提供しています。

開発背景・課題

高度成長期に集中的に整備された社会インフラ設備は、今後20年で建設後50年以上経過する施設の割合が加速度的に高くなり 適時適切な修繕による予防保全型管理の必要性が高まる中、広範囲な社会インフラの点検、診断に必要な労働力の減少やコストが大きな課題となっています。
このような状況を受け、NTTフィールドテクノが持つオンサイトリソース、JIWが持つ劣化診断技術、フツパーが持つAI技術を組み合わせ、社会インフラ設備の台帳整備とAIにより点検精度を均質化して設備の劣化診断を行うプラットフォームを構築しました。

サービス提供内容

社会インフラ設備の画像データと劣化診断AIを組み合わせることで、社会インフラ設備に関わる設備台帳のデジタルデータ化、並びに劣化診断結果（道路構造物の錆、路面塗装の剥離、路面のひび）についてポータルサイト上でレポートをご提供*いたします。
(1) 社会インフラ設備画像データからの台帳整備・劣化診断 専用のポータルサイトにて、社会インフラ設備リストや地図上での台帳閲覧や劣化状況の閲覧が可能です。
　 これにより、お客さまによる現地確認が省力化されるとともに、劣化診断における点検精度の均質化による再チェックの最小化を実現します。
(2) お客さま要望にあわせたレポート お客さまの指定される様式でのレポートが可能です。

※サービス提供範囲：西日本エリア（富山県、岐阜県、静岡県 以西）

将来構想

本サービスにより地域の社会インフラ設備点検の省力化に貢献するとともに、設備の維持管理、修繕に関わる自治体・企業の更なるDX化を支援してまいります。

関連資料

・株式会社NTTフィールドテクノ　プレスリリースはこちら