2023/01/11
廣谷 貴志 / 東日本AIエンジニアリング部 部長
群馬県出身。群馬大学工学部情報工学科を卒業後、パシフィックシステムにて画像処理検査システムの開発に従事。上流工程から、実装、現場導入、保守まで多くのプロジェクトを経験。マルチスレッドプログラミングが得意。2022年9月より当社に参画。
前職ではどんなお仕事をされていたんですか？
主に製造業向けの画像処理検査システムの開発をしていました。
なので業務内容としてはフツパーがやっていることとそんなに違いはないのですが、前職では、画像処理のアルゴリズムを考え、プログラムを作成するというところまで全部自分でしていました。フツパーのサービスはAIを使ったものですが、前職で私が開発していたのは、いわゆる「ルールベース」のシステムでした。
「ルールベース」というのは、ルールで細かく条件を決めて、そのルールから外れたものを不良品として判断する、というようなイメージですね。例えば大きさが規定のものから外れているとか、決まった長さが足りていないとか。AIのように曖昧な判断をするものとは、似て非なるものです。
ずっと前職の企業にお勤めだったんですか？
そうです。新卒で入社して、20年ぐらい働いていました。なので、フツパーの社員の中だと年齢はだいぶ上の方なんですよね。
そうなんですね！20年近く働いた会社から転職するのは怖くなかったですか？
怖くは無かったですよ！
フツパーに入社する前にいろいろお話は聞いていましたし、実際に大阪本社の見学にも行かせてもらって会社の雰囲気も分かっていましたので、フツパーに転職するということ自体に不安は全く無かったです。
あと実は、大阪本社の方の西日本AIエンジニアリング部の部長の山本さんと前職の企業で長く一緒にお仕事していたんです。私が先輩で山本さんが後輩という関係で、同じプロジェクトに取り組んだりもしていました。なので山本さんとは、本音を言い合える、気心の知れた関係なんですよ。
そういった背景もあったので、特にこれといった不安や懸念もなく、フツパーに転職しました。
もともと「転職したい」という想いはお持ちだったんでしょうか。
はい、何となく転職を考えてはいました。そこにタイミングよくお声が掛かったと言いますか…。
前職には長く勤めていたので、一通りの経験はしていたんですけど、ずっと「自分の引き出しの中で仕事している」という感じがあったんですよね。まだまだ20年以上働きますから、「エンジニアとしてもっといろんなことを知って、成長していきたい」という思いがありました。なので、転職しても良いかな、とは考えていましたね。
そこから実際にフツパーに転職されるまでは、どのような経緯だったんですか？
最初に山本さんからお声が掛かったのが2022年の3月頃でした。
そこからメールや電話でお話しながら、会社説明をしていただいたりしていたんですが、早々に「社長と面談しませんか」というお話があったんです。それからすぐ社長と面談させていただいて、プロダクト開発担当エンジニアの山田さんともお話しました。
あと、私は埼玉に住んでいるんですけど、社長と、関東支社長の萩原さんのお2人が埼玉まで来てくださって、実際に対面でお話をさせて頂きました。そんな風に何度も社員の皆さんとお話していく中で、フツパーで新たな一歩を踏み出したいという気持ちが強くなっていきました。
フツパーはwebサービスと画像処理システムを組み合わせたサービスを提供しているので、画像処理分野で培ってきた自分のスキルも活かせますし、自分があまり詳しくないweb系の知識やAIに関する知識も身に着けられたら、一皮剥けた自分になれるんじゃないかと思ったんです。あとフツパーではすごく自由な働き方が出来るので、その点にも魅力を感じていました。
そのような経緯があって、2022年の9月にフツパーに入社しました。
長いキャリアを積みながらも、常に向上心を持ってお仕事されているんですね！
実際、フツパーに入社されてから、web系の知識が必要な業務にも関わっていらっしゃるんですか？
いえ、まだまだですね。
プロダクト開発部長の山田さんはweb系のプロとして幅広い知識をお持ちなので、すごいなと思っています。山田さんに限らず、フツパーのエンジニアは本当に技術レベルが高いので、日々刺激を受けています！
プロダクト開発部長山田のストーリー
山田さんや、データサイエンス部長の今井さんをはじめ、フツパーにはいろんな分野のプロが集まっていて、めちゃくちゃ良いものが出来ているなという感覚がありますね。なので、その中で自分も何かを担えたらいいなと思っています。
フツパーのことを初めて知ったときは、どんな印象を受けましたか？
「若い人ばかりで、すごく勢いがあるな」と感じましたね。
社内のSlackでのやり取りを見ていても、”指示待ち”みたいな人が全然いないんです。「この仕事やりたい人いる？」みたいな問いかけがあった時に「僕が行きます！」「私がやります！」と、すぐ手が挙がるんですよね。そんなノリがすごく良いなと思ってました。
実際にフツパーに入社してからも、そういったノリの良さはずっと感じていますよ。特に営業の皆さんの勢いというか、やる気の高さにすごくびっくりしてますね！フツパーの社員の皆さんは、1人1人に尊敬できる面がいっぱいあって、本当に良い職場だなと感じています。
廣谷さんは、今フツパ―でどんな業務を担当されているんですか？
エンジニアとしての仕事では、営業さんが持ってきてくださる案件に対して、お客様の要望を聞いて光学設計をして、カメラやレンズなどの選定をして、どういったシステムにするのかを考えていきます。そしてそのイメージを具象化し、見積を作って、お客様にご提案します。
また、『振動大臣』という新しくリリースされたプロダクトの開発も担当しています。部長として、関東支社のAIエンジニアリング部のメンバーのマネジメントにも取り組んでいます。
あとは、まだ社内で標準化されていない部分が結構あるので、それを効率化するための仕組みづくり等も進めていますね。そういったことは私も多少、経験がありますので。関東支社はもちろん、全社的にも効率化を進めていかなければいけない部分があるなと思っています。関東支社は開設されたばかりということもあり、まだあまり設備が整っていないので、必要な実験機材などを私の方で選定して、社内で検証できる環境を整えているところです。
その他には営業さんからの案件相談を受けたり、新しく入社されたエンジニアの方のフォローなども行っています。
忙しいですが、ホントに自由に働けているので、めちゃくちゃ集中して好きなことに取り組めてるっていう感じがします！
次は関東支社についてお話を聞かせてください。
関東支社の雰囲気はどんな感じですか？
すごく和気あいあいとしてますよ！特に営業の皆さんがいつも明るいです。
ただ、結構みんなあちこち飛び回っているので、オフィスに全員揃っている日は少ないですね。私自身も自宅が遠いので、出社とリモートワーク半々くらいで仕事していますし。
大阪本社の社員さんが訪ねて来られる時とか、新しく入社された方がいらっしゃる時とかには、みんなでご飯を食べに行ったりもします。
皆さん、やる気に満ちあふれている方ばかりなので、いつも楽しくお仕事させてもらってます！
関東支社の他のメンバーとはどんな風に関わっていらっしゃるんですか？
関東支社で働いている社員はまだ少ないので、皆さんと結構よくお話させてもらってますよ。
例えば関東支社長の萩原さんとは、社内の効率化などについてたくさん議論しています。萩原さんはすごくロジカルな方で、営業の人の動き方とか、常に効率化を考えて動いてらっしゃるので、非常に参考になります。
関東支社のAIエンジニアをまとめる部長としての、廣谷さんの今後の展望をお願いします！
AIに関する知識やwebに関する知識など、これまでの自分になかった知識をどんどん吸収して、幅広い提案ができるようになりたいですね。
また、私はソフトウェア開発の経験を長年積んできましたので、その経験を生かして、社内で開発者の育成も進めていきたい、という想いもありますね。私の持っている知識は全てお伝えしたいですし、もちろん私自身もいろんな新しい知識を学びながら、お互いに成長していけたらいいなと思っています！
持論ですが、人は良くも悪くも慣れる生き物であり、個人の努力ももちろん大切ですが、どれだけ良い見本に触れることが出来るかが成長のカギになると考えています。
AI、光学設計、Web、プログラミング、画像処理、CAD等々、そして本当に現場の役に立つものを作るんだという熱意。まだまだ成長中ですがフツパーには良い見本が揃っています。エンジニアとして、部長として、これらフツパーの力を更に底上げしていけるよう、組織作りに取り組んでいきたいです。
